オギソ カズユキ
OGISO Kazuyuki
小木曽 一之 所属 青山学院大学 教育人間科学部 教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 腓腹筋に電気刺激を付加したジャンプトレーニングは運動効率を高めるか |
執筆形態 | 単独 |
掲載誌名 | 教育人間科学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 青山学院大学教育人間科学部 |
巻・号・頁 | (12),37-49頁 |
概要 | 腓腹筋に電気刺激(EMS)を付加しながらの連続リバウンドジャンプ(RJ)トレーニングが持久的なジャンプ能力にどのような影響を与えるかについて調査した。参加者はRJ中、両脚の腓腹筋にEMSが与えられるEMS群とnon-EMS群に分けられ、両脚RJトレーニングを4週間、隔日で行った。RJは1日10 回3セットから20回4セットまで、EMS強度は最大等尺性足底屈トルクの10%から0%まで漸増された。トレーニング後、80回連続RJ中におけるEMS群の平均跳躍高と酸素摂取量は有意に増加し、そのエネルギー効率は変化しなかった。non-EMS群では平均跳躍高は変化せず、酸素摂取量は有意に増加したため、そのエネルギー効率は有意に低下した。EMS群では80回連続RJ後半で跳躍高の低下と接地時間の増加が小さい、連続RJ 終了後の血中乳酸値の増加が小さい、跳びやすさや弾む感覚が増加するといった特徴がみられた。アキレス腱の弾性が向上した結果であると考えられた。したがって、腓腹筋にEMSを与えながらの連続RJトレーニングは、筋力だけでなくアキレス腱の弾性も向上させ、持久的ジャンプパフォーマンスを高めることが示唆された。 |