ヤマモト ミキ
YAMAMOTO Miki
山本 美紀 所属 青山学院大学 教育人間科学部 教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 「伝統文化遺産としての能楽の保存と活用 --教育の場での扱いを含めた日本における動向」 |
執筆形態 | 単独 |
掲載誌名 | 民族藝術 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 民族芸術学会 |
巻・号・頁 | 35,62-66頁 |
著者・共著者 | 山本美紀 |
概要 | 東京2020を前に、伝統文化遺産の「保存と活用」がにわかに議論されるようになった。本稿では、民間総合文化施設「朝日会館」(1926年~1962年)、及び現代の教育における能楽等の扱いを例に、「保存と活用」が伝統文化に与える影響を考察する。
両者の比較は、「活用」の際の課題と方策にさほど違いがないことを明らかにする。グローバル化が叫ばれる時、「伝統文化遺産」には固定化が期待される勝ちである。しかしながら、「活用」は伝統の固定化によっては達成するのは難しい。伝統の活用のためにも、伝統芸能の担い手の育成のためにも、教育現場との結びつきは今後必須要件となっていくだろう。外国人家庭の子供たちの受け入れなど、激変する教育現場との連携は容易ではない。「活用」のスローガンは、どこに伝統文化を導くのか。 |