フルショウ ジュンイチ
FURUSHOU Junichi
古荘 純一 所属 青山学院大学 教育人間科学部 教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/04 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「小学生版QOL尺度スクリーニングと医師面接で虐待が判明した1例」 |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | 日本小児科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 109(4),528-529頁 |
著者・共著者 | *古荘純一, 渡邉修一郎, 佐藤弘之, 松嵜くみ子, 根本芳子, 柴田玲子 |
概要 | 10歳女児。児は小学生版QOL尺度総得点33.3点と低く、特に家族領域が0点であった。家族の承諾を得て小児科医が面接を実施した結果、母親は仕事が多忙であるという理由で家事に就かず、休日も児に無関心で、暴力を振るったことを他の家族へ公言しないよう強要していたことが判明した。本例は面接結果を担任に伝えることを承諾し、担任からの依頼でスクールカウンセラーが支援を開始した。児は自分自身も反省することがあり、母親の手伝いを始めることを約束した。担任は連絡帳を用いて児の学校での努力を報告して賞賛した。担任は母親にも面接を受けるよう促したが、応じなかった。しかし、児は母親が自分の感情で暴力を振るうことは激減し、母親の態度が最近少し変わってきたと述べた。現在も担任とスクールカウンセラーが連携して支援を継続している。 |