ツジ ヨシヒロ
TSUJI Yoshihiro
辻 吉祥 所属 青山学院大学 コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/03 |
形態種別 | 編著 |
標題 | 「わたしと死の篩い――優生思想と文学」『芸術は何を超えていくのか』 |
執筆形態 | 単独 |
出版社・発行元 | 未来を拓く人文・社会科学シリーズ15(東信堂) |
巻・号・頁 | 113-116頁 |
著者・共著者 | 沼野充義 編 |
概要 | (全体概要)
「未来を拓く人文・社会科学シリーズ15」の表題の示す通り、多様な問題群とその研究の新基軸を、該当の各分野研究者から広く一般に向けて提示する。とくに「国家」「伝統」「自己表象」「越境」と芸術の関わりについて、種々の論が提示されている。 (担当部分概要)(p.113-p.116) ハンセン病文学の代表的な作家北條民雄の作品を基軸に、我々のつくる近代社会の根本的矛盾を示唆する優生思想問題を基底に据える文学論を措定する。近代社会が、遺伝病でないにもかかわらずなにゆえハンセン病の患者を優生思想に基づく徹底的な殲滅の標的としてきたのか、近年盛んなジェンダー論、ハンセン病文学論をたんなる個別研究に留めないための、より広範で根本的な視座を提供できる研究のあり方を提示する。 (共著者名:編者 沼野充義、辻吉祥、柏木博、長沼行太郎、 楯岡求美 他) |